トップページ > 小水力発電 > 基礎知識

小水力発電

基礎知識

小水力発電とは?

日本では、豊富な河川水を利用して、古くから山間部等で落差を利用した水力発電が盛んに行われてきました。近年では温室効果ガスを排出しないクリーンな再生可能エネルギー利用を推進する新技術の開発によって、平地部であっても農業用水や工業用水などを使って比較的小さな落差であっても発電可能な、小水力発電が注目されつつあります。 「小水力発電」について厳密な定義はありません。出力10,000kW〜30,000kW以下を「中小水力発電」と呼ぶことが多く、また「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法(新エネ法)」の対象のように出力1,000kW以下の比較的小規模な発電設備を総称して「小水力発電」と呼ぶこともあります。

区分 発電出力(kW)
大水力 large hydropower 100,000 以上
中水力 medium hydropower 10,000 〜 100,000
小水力 small hydropower 1,000 〜 10,000
ミニ水力 mini hydropower 100 〜 1,000
マイクロ水力 micro hydropower 100以下

出典:マイクロ水力発電導入ガイドブック(2003年、新エネルギー・産業技術総合開発機構)

小水力発電の特徴

もともとCO2排出量が少ないクリーンなエネルギーで、かつ繰り返し利用できる再生可能なエネルギーである水力発電ですが、小水力発電はさらに次のような特徴があります。

  1. 建設時の環境負荷が少なく、短期間で設置が可能
  2. 地方分散の小電力需要に対応できる
  3. 天候に左右されにくいので昼夜、年間を通じて安定した発電が可能
  4. 太陽光発電と比較して設置面積が小さい

まさに、現代の需要にあった発電方法といえるのですが、一方で次のような側面もあります。

  1. 設置地点が限られる(落差と流量がある場所に限定される)
  2. 法的手続が煩雑で、面倒である

5.については、近年の技術開発の進歩によって、落差、流量が十分でなくても発電が可能な機械が開発されてきています。
6.については、様々な法的手続のなかでも、特に河川法に基づく許可申請が難しいといわれます。煩雑な法的手続は、われわれ行政手続のプロにお任せ下さい。

導入事例

1. 一般河川
都留市中川市民発電所、嵐山保勝会水力発電所など
2. 砂防ダム
長野県大岡町浅刈ダム発電所、熊本県清和村発電所など
3. 農業用水
山梨県北杜市村山六ヶ村堰水力発電所、栃木県那須野ヶ原土地改良区ひき沼第二発電所など
4. 上水道
横浜市水道局港北発電所、大阪府豊中市寺内配水場など
5. 下水道
東京都葛西水再生センター、東京都下水道局森ケ崎再生センターなど
6. 発電用水
岐阜県白川村小水力発電所、長野県三峰川電力三峰川第四発電所など

↑ページの先頭へ